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ダーウィンノシンカロンハドコマデタダシイノカ?
2024年4月17日発売
定価:1,100円(税込み)
ISBN 978-4-334-10292-0
光文社新書
判型:新書判ソフト
ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?進化の仕組みを基礎から学ぶ
ダーウィンの『種の起源』が刊行されてから150年以上が経った今、進化論のエッセンスは日常にも浸透しています。「常に進化し続ける」「変化できるものだけが生き残る」。こんな言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。しかし、実際の生物の進化はそんなにシンプルなのでしょうか。すべての進化は生存に役立つもの? 否、偶然による生存に役立たない進化もあります。生存競争に敗れれば絶滅しかない? 否、そもそも生存競争から逃れ、別の地で生き続けることもあります。生物の進化は私たちの想像以上に多種多様なものなのです。本書では、そんな複雑だけども面白い進化の仕組みを、最新研究も交えて丁寧に解説していきます。はたして、ダーウィンの時代から人類はどこまで進化の実態を明らかにしてきたのでしょうか!?
目次
第1章|進化とは何か
第2章|変異・多様性とは何か
第3章|自然選択とは何か
第4章|種・大進化とは何か
著者紹介
河田雅圭(かわたまさかど)
1958年、香川県生まれ。帯広畜産大学畜産学部獣医学科卒業、北海道大学大学院農学研究科修了(農学博士)。静岡大学教育学部助教授、東北大学大学院理学研究科助教授、東北大学大学院生命科学研究科教授などを経て、2023年から東北大学教養教育院総長特命教授、名誉教授。専門は進化学、生態学。ヒトを含め様々な生物を対象に、ゲノムレベルから集団などのマクロレベルをつなぐ進化研究を行ってきた。著書に『はじめての進化論』(講談社現代新書)、『進化論の見方』(紀伊國屋書店)、『進化学事典』(編集および数項目執筆、共立出版)など。進化についての解説記事をnoteで公開している。