モリヤマダイドウ ロジョウスナップノススメ
2010年8月17日発売
定価:1,045円(税込み)
ISBN 978-4-334-03581-5
光文社新書
判型:新書判ソフト
森山大道 路上スナップのススメ
写真のすべてはスナップにあり!
60年代、「ブレ・ボケ・アレ」と呼ばれる作風で注目を集めたカメラマン・森山大道。あれから半世紀。路上に立ち続けた彼が、フィルムカメラ、デジカメを駆使して撮り下ろしスナップを敢行。砂町、佃島、銀座、羽田といった東京の街のほか、北関東を縦横にひた走り、いつものモノクローム以外にカラー写真も撮影。自身のスナップに対する考えや視点、カメラマンとしての姿勢やそのノウハウについて語った、写真学校の学生、カメラ愛好家必携のスナップ入門書!
目次
【目次】
序章 スナップとはなにか
砂町 好適な修練場、商店街
佃島 水辺のスナップ
銀座 デジタルことはじめ
羽田 風景写真と絵葉書の写真
国道 スピードのなかで擦過する視界
終章 森山大道とは
著者紹介
森山大道(もりやまだいどう)
1938年、大阪府生まれ。64年にカメラマンとして独立。68年、「ブレ・ボケ・アレ」と称される前衛的写真の先陣を切り、『にっぽん劇場写真帖』を発表。以降、写真という概念/制度の最大限までの拡張・解体を試みる。世界的評価も高く、99年のサンフランシスコ近代美術館を皮切りに2年にわたって全米を巡回した回顧展や、2003年、パリのカルティエ現代美術財団での個展など、海外でも大規模な展覧会を多数開催。
仲本剛(なかもとたけし)
1968年、神奈川県生まれ。フリーの雑誌ライター業の傍ら、写真集を制作。森山大道氏の撮影に同行した『BUENOS AIRES』『S’』『São Paulo』をはじめ、『Light & Shadow』『NAKAJI』(以上、講談社)など、同氏の複数の作品集をプロデュース。