現場力の教科書
学生満足度№1、白熱講義の書籍化第二弾!
本書は『経営戦略の教科書』に続く、人気授業「組織のオペレーション」を元に書籍化。「オペレーション」という言葉は、機械などの「操作」「運転」、あるいは作戦の「実行」などと訳されるように意味するところは広く、業界によってもニュアンスは異なる。しかし、全てに共通しているのは「オペレーション」を担うのは「現場」だということ。どんなに優れた経営戦略を立てても「オペレーション」、すなわち戦略の実行を担う「現場」が弱ければ意味がない。戦略と実行は一体だという認識が不可欠だ。本書は計18回の講義で構成され、毎回、具体的な企業の「現場」を取り上げながら「現場力」の本質に迫る!
目次
はじめに~戦略と実行は一体のものである
講義1 「現場力」とは何か?
講義2 戦略と現場力の整合性
講義3 バリューセンターとしての現場
講義4 現場力とは自律的問題解決能力
講義5 平凡の非凡化
講義6 サービス業における現場力
講義7 流通業における現場力
講義8 現場力は三位一体によって生まれる
講義9 現場力を支える共通の価値観
講義10 PDCAサイクルと褒める仕組み
講義11 組織密度と組織熱量
講義12 現場力が生まれるメカニズム
講義13 現場力の海外移転
講義14 現場力と「見える化」
講義15 「見える化」の落とし穴
補講1 強い現場を生み出すための7つの要素
補講2 現場力とコア・コンピタンス
補講3 バリュー・ドリブンかインセンティブ・ドリブンか?
おわりに
参考文献
著者紹介
遠藤功(えんどういさお)
早稲田大学ビジネススクール教授。株式会社ローランド・ベルガー日本法人会長。早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機株式会社、米系戦略コンサルティング会社を経て、現職。カラーズ・ビジネス・カレッジ学長。中国・長江商学院客員教授。株式会社良品計画社外取締役。著書は『経営戦略の教科書』(光文社新書)、『ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門』(共著、日経BP社)、『現場力を鍛える』『見える化』(以上、東洋経済新報社)、『課長力』(朝日新聞出版)など多数。