パリノビジュツカンデビヲマナブ
2015年1月15日発売
定価:1,144円(税込み)
ISBN 978-4-334-03837-3
光文社新書
判型:新書判ソフト
パリの美術館で美を学ぶルーブルから南仏まで
本書は、パリの美術館ガイドであると同時に、美を知るためのガイドでもある。1区から16区までかたつむりの渦のような形になっているパリの街。その順番に沿った地理的な構成で、ルーブルから美をめぐる旅をはじめよう。パリのかたつむりのような渦巻は、やがて郊外へ飛び出し、ジヴェルニーやヴィリエ・ル・バークルなどの村にある画家のアトリエを訪ねる。さらにその渦の行先は大きくなり、南仏のニースやマルセイユにある美術館にも話は及んでいく。その渦の先には、何があるのか。パリの美術館から、どんな美がみえてくるのだろうか――。
目次
第1章 西洋美術の入門
第2章 20世紀アートへ
第3章 パリには中世の美術もある
第4章 やはり、フランスの近代絵画
第5章 美のある暮らし
第6章 さらに、こんな美術館も
第7章 パリの郊外へ
第8章 南フランスへ
第9章 パリへ帰る
著者紹介
布施英利(ふせひでと)
批評家。1960年群馬県生まれ、東京藝術大学美術学部卒業。同大学院美術研究科博士課程修了。学術博士。東京大学医学部助手(解剖学)等を経て、現在に至る。著書に『構図がわかれば絵画がわかる』『色彩がわかれば絵画がわかる』(以上、光文社新書)、『脳の中の美術館』『体の中の美術館』『子どもに伝える美術解剖学』(以上、筑摩書房)、『美の方程式』『「進撃の巨人」と解剖学』(以上、講談社)などがある。芸術と科学の交差する、美術の理論を研究している。