イギリス王家 12ノモノガタリ
2017年10月17日発売
定価:1,078円(税込み)
ISBN 978-4-334-04313-1
光文社新書
判型:新書判ソフト
名画で読み解くイギリス王家 12の物語
王家が転変する度に途轍もない人物が生まれ、ドラマが生まれるのが英国史の面白さといえる。また大国でいまだ王室を戴いているのはイギリスだけというのも興味が尽きない。
本書では、イギリス王室の三王朝、イングランド人によるテューダー家、スコットランド人によるステュアート家、ドイツ人によるハノーヴァ家とその変名の王家について、それぞれ名画にからめた歴史物語を繙いてゆきたい。
(序章より)
目次
序章
第1部 テューダー家
第1章 ハンス・ホルバイン『大使たち』
第2章 アントニス・モル『メアリ一世像』
第3章 アイザック・オリヴァー『エリザベス一世の虹の肖像画』
第2部 ステュアート家
第4章 ジョン・ギルバート『ジェイムズ王の前のガイ・フォークス』
第5章 ポール・ドラローシュ『チャールズ一世の遺体を見るクロムウェル』
第6章 ジョン・マイケル・ライト『チャールズ二世』
第3部 ハノーヴァー家
第7章 ウィリアム・ホガース『南海泡沫事件』
第8章 ウィリアム・ビーチ-『ジョージ三世』
第9章 ウィリアム・ターナー『奴隷船』
第10章 フランツ・ヴィンターハルター『ヴィクトリアの家族』
第11章 フランツ・ヴィンターハルター『エドワード王子』
第12章 ジョン・ラヴェリ『バッキンガム宮殿のロイヤルファミリー』
著者紹介
中野京子(なかのきょうこ)
作家・ドイツ文学者。北海道生まれ。『名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語』『名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語』『名画で読み解く ロマノフ家 12の物語』(すべて光文社新書)、『怖い絵』シリーズ(角川文庫)、『中野京子と読み解く 名画の謎』シリーズ(文藝春秋)など著書多数。日本経済新聞をはじめ、新聞・雑誌に多数の連載を抱える。『怖い絵』シリーズ10週年を記念して開催された「『怖い絵』展」では、特別監修も務め、大人気を博す。