アルゲリッチトポリーニ
2020年1月16日発売
定価:924円(税込み)
ISBN 978-4-334-04453-4
光文社新書
判型:新書判ソフト
アルゲリッチとポリーニショパン・コンクールが生んだ2人の「怪物」
ともにショパン・コンクールで優勝し、現在、世界最高のピアニストと称されるマルタ・アルゲリッチとマウリツィオ・ポリーニ。だが、二人の演奏スタイルは正反対。「情感豊かに感性で弾く」アルゲリッチに対し、「完全無欠な演奏を披露する」ポリーニ。得意とするレパートリー、そして私生活でも対照的な面を見せる。
クラシック音楽界の「怪物」2人はどんな人生を歩み、演奏スタイルを追求してきたのか。日本との接点は? ―― 2人の物語を音楽的事象に沿って綴りながら、20世紀後半から現在までのクラシック音楽史を照らし出す。 【名盤紹介付き】
目次
まえがき
アルゲリッチとポリーニ プロフィール
【序章】
なぜ日本人はこんなにもピアノ音楽が好きなのか
【第1章】
ミケランジェリと2人のショパン・コンクール覇者
(1941~1967年)
【第2章】
恋多きピアニストとショパン練習曲集
(1968~1983年)
【第3章】
アルゲリッチ音楽祭とポリーニ・プロジェクト
(1984~2000年)
【第4章】
21世紀のヴォルトゥオーゾ
(2001年~)
【終章】
ショパン・コンクールの歩き方
アルゲリッチとポリーニの「名盤」20+20
あとがき
著者紹介
本間ひろむ(ほんまひろむ)
1962年東京都生まれ。批評家。大阪芸術大学芸術学部文芸学科中退。専門分野はクラシック音楽評論・映画批評。著書に『ユダヤ人とクラシック音楽』(光文社新書)、『ヴァイオリンとチェロの名盤』『ピアニストの名盤』『指揮者の名盤』(以上、平凡社新書)、『3日でクラシック好きになる本』(KKベストセラーズ)ほか。新聞・雑誌への寄稿のほか、ラジオ番組出演、作詞作曲も手がける。