ニジュッセイキロンソウシ
2021年3月17日発売
定価:1,320円(税込み)
ISBN 978-4-334-04532-6
光文社新書
判型:新書判ソフト
20世紀論争史現代思想の源泉
20世紀の思想がそれまでに比べて複雑なのは、コンピュータや遺伝子操作などの科学技術が飛躍的に発展した結果、そもそも人間とは何か、知性とは何か、存在とは何か……といった問いが複雑化し、本質的に深まった点にある。もはや「科学を視野に入れない哲学」も、「哲学を視野に入れない科学」も成立しない時代を迎えた今、改めて世紀を代表する知の巨人たちが繰り広げた原点の論争を振り返る。こに「知」の戦いの記録は、現代思想を理解するために必須のものである。コーヒーをこよなく愛する「教授」と明晰な「助手」が織り成す時にユーモラスで知的な対話、世紀を渉猟する全30話を収録する。
【本書で取り上げる主な論争】
◆ベルクソン×ラッセル
◆ウィトゲンシュタイン×ポパー
◆ゲーデル×フォン・ノイマン
◆アインシュタイン×ハイゼンベルク
◆チューリング×ウィーナー
◆ドーキンス×グールド
◆ロールズ×サンデル……etc.