オリックスハナゼユウショウデキタノカ
2021年12月15日発売
定価:1,210円(税込み)
ISBN 978-4-334-04582-1
光文社新書
判型:新書判ソフト
オリックスはなぜ優勝できたのか苦闘と変革の25年
下馬評を大きく覆し、2年連続最下位からのペナント制覇は、いかに成し遂げられたのか? 逆に、なぜかくも長き暗黒時代が続いたのか? 黄金期も低迷期も見てき
た元番記者が豊富な取材で綴る。
1994年の仰木彬監督就任まで遡り、イチロー、がんばろうKOBE、96年日本一、契約金0円選手、球界再編騒動、球団合併、仰木監督の死、暗黒期、2014年の2厘差の2位、スカウト革命、キャンプ地移転、育成強化、そして21年の優勝までを圧倒的な筆致で描く。
主な取材対象者は、梨田昌孝、岡田彰布、藤井康雄、森脇浩司、山﨑武司、北川博敏、後藤光尊、近藤一樹、坂口智隆、伏見寅威、瀬戸山隆三、加藤康幸、牧田勝
吾、水谷哲也(横浜隼人高監督)、望月俊治(駿河総合高監督)、根鈴雄次など。
目次
プロローグ 2021年キャンプ
第一章 がんばろうKOBE
第二章 契約金0円
第三章 仰木彬と梨田昌孝
第四章 バッファローズ継承
第五章 岡田彰布と森脇浩司
第六章 スカウト革命
第七章 宗佑磨 吉田正尚 山本由伸
第八章 キャンプ地移転 育成強化
第九章 ラオウ杉本裕太郎
第十章 紅林弘太郎
終 章 T―岡田
エピローグ 3つの跡地
著者紹介
喜瀬雅則(きせまさのり)
1967年神戸市生まれ。スポーツライター。関西学院大学経済学部卒。90年に産経新聞社入社。94年からサンケイスポーツ大阪本社で野球担当として阪神、オリックス、近鉄、ダイエー、中日、アマ野球の番記者を歴任。2008年から8年間、産経新聞大阪本社運動部でプロ・アマ野球を担当。産経新聞夕刊連載「独立リーグの現状 その明暗を探る」で11年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。17年7月末に産経新聞社を退社。以後は業務委託契約を結ぶ西日本新聞社を中心にプロ野球界の取材を続けている。著書に『牛を飼う球団』(小学館)、『不登校からメジャーへ』『ホークス3軍はなぜ成功したのか?』(いずれも光文社新書)、『稼ぐ! プロ野球』(PHPビジネス新書)がある。