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新書|詳細

不安定型愛着スタイル

フアンガタアイチャクスタイル
2022年11月16日発売
定価:924円(税込み)
ISBN 978-4-334-04635-4
光文社新書
判型:新書判ソフト

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不安型愛着スタイル他人の顔色に支配される人々岡田尊司/著

一般にもその存在と影響が広く認識されるようになった愛着障害。中でも身近な問題となるのが、比較的軽度な愛着障害である「愛着スタイル」だ。その中心を占める「不安型愛着スタイル」は、人の顔色や気持ちに対する敏感さ、傷つきやすさ、安心感・自己肯定感の乏しさなどを特徴とする。繊細で、共感性に優れ、優しく献身的な一面とともに、依存しやすい、攻撃を受けやすい、利用・搾取されやすいといった弱点を抱える。気疲れや自己犠牲が限界を超えると、心身の不調を来し、ときに別人のように怒り狂う面も。男性の一割五分、女性の二割が該当すると推測され、理解と知識なしには、職場や家庭で良好な関係を維持することは難しい。本書では不安型愛着スタイルを持つ人への対応の仕方に加え、克服や治療法も詳述する。

目次

第1章 不安型愛着スタイルの特性
第2章 不安型愛着スタイルを生む要因と背景
第3章 不安型愛着スタイルのサブタイプ
第4章 不安型愛着スタイルへの対応とサポート
第5章 不安型愛着スタイルの克服
第6章 愛着障害の心理療法
最終章 試練が成長を生む
【主な参考文献】
【愛着スタイル診断テスト】

著者紹介

岡田尊司(おかだたかし)
1960年香川県生まれ。精神科医、作家。東京大学文学部哲学科中退、京都大学医学部卒、同大学院にて研究に従事するとともに、京都医療少年院、京都府立洛南病院などで困難な課題を抱えた若者に向かい合う。現在、岡田クリニック院長(枚方市)。日本心理教育センター顧問。著書に『愛着障害』『回避性愛着障害』『愛着障害の克服』『死に至る病』(以上、光文社新書)、『母という病』(ポプラ新書)、『夫婦という病』(河出文庫)、『パーソナリティ障害』(PHP新書)、『アスペルガー症候群』(幻冬舎新書)、『発達障害「グレーゾーン」』(SB新書)など多数。小笠原慧のペンネームで小説家としても活動し、『DZ』『風の音が聞こえませんか』(以上、角川文庫)、『サバイバー・ミッション』(文春文庫)などの作品がある。

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