ウェブスリートハナニカ
2022年12月14日発売
定価:1,056円(税込み)
ISBN 978-4-334-04639-2
光文社新書
判型:新書判ソフト
Web3とは何かNFT、ブロックチェーン、メタバース
「Web3」とは、「巨大IT企業(ビッグテック)の支配から個人が解放されたインフラ」で、「要素技術としてブロックチェーン、なかでもNFTあたりを重視する」くらいが最大公約数的な説明だろう。
結論を先取りすれば、ぼくはWeb3はあんまりうまくいかないだろうと考えている。一つは、実現手段をブロックチェーンにこだわりすぎているから。もう一つの、より大きな理由は利用者の欲求だ。一般利用者は本当にレイジーである。少しでもめんどうなステップがあると、そのしくみを使わない。そして、Web3は不可避的にめんどうなしくみなのである。
――「次世代のインターネット」といわれる「Web3」について、ベストセラー『メタバースとは何か』の著者が、わかりやすく多面的に解説!
目次
プロローグ 新たなバズワード登場?
第1章 ブロックチェーン
第2章 NFT
第3章 メタバース
エピローグ 幻想のWeb3
著者紹介
岡嶋裕史(おかじまゆうし)
1972年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。富士総合研究所勤務、関東学院大学経済学部准教授・情報科学センター所長を経て、現在、中央大学国際情報学部教授。『ジオン軍の失敗』『ジオン軍の遺産』(以上、角川コミック・エース)、『ポスト・モバイル』(新潮新書)、『ハッカーの手口』(PHP新書)、『思考からの逃走』(日本経済新聞出版)、『構造化するウェブ』『ブロックチェーン』(以上、講談社ブルーバックス)、『インターネットというリアル』(ミネルヴァ書房)、『数式を使わないデータマイニング入門』『アップル、グーグル、マイクロソフト』『個人情報ダダ漏れです! 』『大学教授、発達障害の子を育てる』『メタバースとは何か』(以上、光文社新書)など著書多数。