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サクラノソノ
2020年3月25日発売
定価:1,540円(税込み)
ISBN 978-4-334-95151-1
ノンフィクション、学芸
判型:四六判ソフト
小説で読む名作戯曲桜の園
“高貴な俗物”と“正義の成り上がり”による、人生を賭けた愛憎劇。
著名なロシア文学のひとつである「桜の園」から、新たな物語が浮かび上がる!
ラネーフスカヤの夫はシャンパンの飲み過ぎで他界、息子は溺死、領地は競売にかけられる――。 破産寸前の地主貴族の一家が踏み出す、新しい人生とは!?
目次
第一幕 帰郷
第二幕 貴族と労働者
第三幕 競売の日
第四幕 新しい人生
著者紹介
原作:アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ
[1860~1904]ロシア文学界を代表する作家、劇作家。ロシア南西の都市タガンローグに生まれるが、16歳のときに一家が破産し、逃げるようにモスクワへ移住。医学部に進学する頃から短編の執筆を始め、医師の資格を取得したのちも、医者と作家を両立させて家計を支えた。初期の頃は短編を多く執筆。戯曲として『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』などの代表作があり、存命中に次々とモスクワ芸術座で初演され、名声を博した。短い生涯で600作以上の優れた作品を遺した、多作の文豪としても知られる。1904年、結核のため逝去。享年44。
小説:本間文子(ほんま あやこ)
小説家・編集者・ライター。宮城県生まれ。出版社の宣伝部、書籍や雑誌の編集部勤務を経て、現在フリーランスとして活動。雑誌のタイアップ記事や企業広報誌、オウンドメディアなどの企画・取材・執筆・編集などを行っている。2002年に『ボディロック?』で第10回ストリートノベル大賞を受賞し、リトルモアからデビュー。著書に『ボディロック!!!!!!!』(リトルモア)、『ラフ』(エンターブレイン/現・KADOKAWA)がある。